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毎シーズン、コレクションが開催されるニューヨークやパリを中心に、世界中を飛び回っている野口さん。国内外を問わず、今だからこそ面白い街やエリアを訊いてみると。
「何だかんだ言っても、結局は東京が一番だと思う。これだけ何でも揃う街はないでしょ。24時間酒が飲める街なんて他にないしね(笑)。ただ、街やエリアでどこが面白いかというよりも、人なんじゃないかな。人に活気がある街は好き。面白い人がいれば、街はどこでもいいです。」
ファッション雑誌を中心に活躍する野口さんが思う、今のファッションシーンについては。
「若い子はファッション誌を買わなくなったよね。だからと言って、若い子向けのファッション誌もある訳だから無視はできない。今は’90年代のファッションを欲している流れがあるので、やっぱりそういったスタイルは意識して提案していますね。逆に大人なベーシックなスタイルでいいと思う。」
最後に、野口さんが丸の内ハウスに期待することも伺った。
「いろいろなイベントを催すのはすごくいい。だけど、正直に言うと8年間あまり変わっていない印象だから、新しいお店が入ると新鮮さがますので、そこを期待しますね。」
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野口 強(のぐち・つよし)
1964年生まれ。大阪府出身。’87年にスタイリスト大久保篤志氏に師事し、’89年フリーとして独立。以降、日本のトップスタイリストとしてファッション雑誌や広告を中心に活動。また、2008年にオープンした「阪急メンズ大阪」ではフロア構成やセレクトショップのディレクションも手掛けるなど、幅広いフィールドで活躍している。
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