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一方でDJとしては丸の内ハウスという“ハコ”はどのように映るのか。

「ここでDJをしていると、自分に酔いしれるんですよ（笑）。大人の街で、不特定多数に向けてDJをするなんて、これまでほとんどなかったですからね。馴染みのクラブで、目的を持って訪れた方々を相手にするのとはまた違う楽しみがあるんですよ。お酒を嗜みながら、音楽を楽しんでもらう。本来はこういった場所ではジャズやクラシックが通例だと思うんですけど、ヒップホップやハウス、エレクトロも聴くことができる。こういったスタイルには、丸の内ハウスの懐の深さを感じますね。だからこそクラブとは違う“ハコ”としての可能性を感じる」

その可能性をイルマリさんであれば、どのように切り開いていくのだろう。

「やっぱりイベントやりたいですよね。ただ、僕はDJするというよりも、オーガナイザー的なポジション。この街、この場所で聴きたいDJ、アーティストをブッキングして、フロア全体で盛り上がるようなイベント。美味しい食事にお酒、カラオケまであるからな～。今こうやってどんなイベントにするか想像しているだけで楽しいですね（笑）。クラブとは違う“ハコ”の楽しみ方を、丸の内ハウスを通して提案できれば最高ですね」

最後に2015年の活動について。

「2015年はリップスライムに注力していきます。今年のライブで大きな手応えも得ましたし、それぞれの活動も一区切りついてきた、そして僕らも年齢を重ねました。2015年は“大人のリップスライム”をお見せできるかなと。楽しみにしていてください」