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VOICE 18. | 2014.October | Hiromi Otsuka × Noriko Ishizaka × Rieko Teramoto

VOICE 18.  |  2014.October |  Hiromi Otsuka × Noriko Ishizaka × Rieko Teramoto

Text_Yasuyuki Ouchi

 

 

 

去る8月2日「丸の内ハウス」にて開催された、フランスから東北への復興支援の願いを込めたチャリティイベント「Hope and Love」。これは、日本を代表するブランドやセレクトショップをはじめ、ファッションコーディネーターやスタイリスト、メイクアップアーティストといった方々が、フリーマーケットなどを通して、売り上げの全額を東日本大震災による被災地の子どもたちに届けるのパリ発のチャリティイベント。丸の内ハウスではこのイベントを2012年から毎年開催している。 今回のVOICEは、この「Hope and Love」の発起人である大塚博美さん、石坂紀子さん、寺本りえ子さんの3人をゲストにお迎えした。

 

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元々はパリでスタートしたという「Hope and Love」。パリ在住のファッションコーディネーターで、「Hope and Love」の代表も務める石坂さんからお話を伺った。

 

石坂「Hope and Loveは、私のようにパリ在住のファッション関係に従事する日本人女性を中心に結成したフランスのNPO団体で、“東日本大震災で被災した祖国のために何かできないか”という想いから立ち上げました。私とジャーナリストの鈴木ひろこさん、スタイリストの瀬谷慶子さんのパリに在住する3人からはじまり、その後はたくさんの方々に加わっていただきました。パリに住む私たちは、すぐに被災地に駆けつけることができなかったので、まずは義援金を集めて被災地に送ることから始め、最初に開催したパリでのチャリティイベントには、130ブランドに参加していただき、2日間で1200万円くらいを売り上げました。それからは、団体に所属する各分野でのスペシャリストたちの仕事を活かしたチャリティコンサートやチャリティディナーなども催して、これまでパリでは計13回ほどイベントを開催しています」

 

 

 

時を同じくして、日本では東京在住の音楽家&フードコーディネーターの寺本さんが、震災直後に帰国したファッションコーディネーターの大塚さん等と支援活動グループ「HRH」を立ち上げ、被災地で炊き出しなどのボランティア活動としていたという。

 

寺本「はじめは個人として炊き出しなどの支援をはじめていたのですが、皆でグループを組んだ方が活動しやすいということで、帰国した博美さん等とHRHを立ち上げ、東京を中心とする日本在住のファッション関係者100人くらいの方々にも賛同いただき、グループとして支援活動していました」

 

元々は別々に活動していたパリと東京の団体をひとつにしたのが、パリと東京を行き来しているファッションコーディネーターの大塚さんだった。

 

大塚「パリのHope and Loveという活動を、このハウスにあるmus musのオーナー、佐藤さんにお話したのがキッカケです。“だったら丸の内ハウスでイベントを開催すれば”と言っていただき、Hope and LoveとHRHの共同開催として、2012年から毎年、チャリティイベントHope and Love Day from Parisを催しているという訳です」

 

 

 

 

 

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