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同じフォトグラファーであり、『VOICE』をサポートする新田桂一さんについても、レスリーさんは注目しているという。
「先日まで開催されていた二人展の「DOUBLE EXPOSURE」もそうですが、桂一くんのライフワークは革命的で好きですね。同じ写真家としても励みになります。私が桂一くんを撮影したこともあるし、いろいろな場所で彼とはよく会いますが、撮影してもらったのは今回が初めてです。3年ほど前には、桂一くんの師匠でもあるテリー・リチャードソンさんを紹介してもらったこともありましたね。あの時は本当に嬉しかったです」
人気フォトグラファーとして活躍するレスリーさんは、今、どのような被写体に興味があるのだろうか。
「やはりフォトグラファーとしては、スーパーモデルを撮りたい、有名な歌手や俳優を撮りたい、といった欲は永遠にあります。ただ、5年ほど前から一般の方を撮ることにも興味がわいてきました。その流れから編集者やデザイナーなど自分の周りで活躍する人、1000人のヌード写真で構成した写真集『SUPER TOKYO』をリリースしたのです。ここからフォトグラファーのライフワークとしても切り替えられたと思います。いま私の中では、自分が尊敬できる著名人と、自分が魅力的だと感じる一般の人を撮りたいと思う気持ちはフィフティフィフティです。どちらにしても人物を撮りたいですね」
最後に、丸の内や丸の内ハウスの魅力や楽しみ方も伺った。
「真面目に仕事をする日本人は尊敬していますが、”Work Hard, Play Hard” (ワークハード・プレイハー)が大事です。私が知っている東南アジアやニューヨークと比べても、日本人はプレイハードが弱いです。バランスがよくないと思います。ワークハードはそのままに、丸の内ハウスのような空間に来て、プレイハードも努力すべきです。ここで美味しい食事をして、リラックスして欲しいですね。丸の内ハウスを軸にすれば、丸の内は1日飽きずに楽しめる場所だと思います」
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LESLIE KEE(レスリー・キー)
1971年シンガポール生まれ。1994年来日。東京ビジュアルアーツ写真学校卒業。 1998年にフォトグラファーとしてデビュー。 2001年より約5年間ニューヨークで活動し、2006年から再び東京に拠点を移している。
レディー・ガガやビヨンセ、ファレル・ウィリアムス、松任谷由実、浜崎あゆみなど多数の芸能人と世界中のスーパーモデルを撮影し続けている世界で知られる写真家の一人。
アート、ファッション、ドキュメンタリー、広告、CDジャケットの撮影、PV映像監督などを中心に日本・ニューヨーク・アジア圏で活躍している。
一方でスマトラ沖地震津波被害者支援のため、約300人のアジアのトップアーティストを撮りおろした写真集『SUPER STARS』を発表し、表参道ヒルズでの個展が話題を集めた。
東日本大震災チャリティ写真集 『TIFFANY supports LOVE & HOPE by LESLIE KEE』(2012年)が第40回APA経済産業大臣賞、AKB48『恋するフォーチュンクッキー』のジャケット写真が第42回APA美しい日本賞を受賞。
彼が手掛ける写真とアートマガジンのシリーズ「SUPER」は世界の企業やブランド、トップアーティスト、ファッションデザイナーなどと積極的にコラボレーションを仕掛けており、 50冊を超える写真集の出版と写真展の開催、100回を超えるトークショーは電通をはじめとした企業からのオファーも多い。2014年にTEDxTokyo (年一回大規模な世界的講演会)にゲスト出演に話題。
国内有数のギャラリーと契約しているジャンルを超えたアート作品は、欧米からの熱烈なオファーも多く、作品はアートピースとしての価値も上昇している。
彼自身が発するメッセージやTwitter、Facebook、Instagramは国内外で注目を集めている。
Inspirations: LESLIE KEE at TEDxTokyo 2014
https://www.youtube.com/watch?v=onkT3HwdbyA
http://www.lesliekeesuper.com
https://twitter.com/lesliekeesuper
http://instagram.com/lesliekeesuper
https://www.facebook.com/lesliekeesuper
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