・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また、形見さんはテラスを併せ持った丸の内ハウスならではのスケールを体感して欲しいと語る。
「丸の内ハウスが入る新丸ビルの建築デザインは、世界的な建築家であるマイケル・ホプキンスさんが手がけています。この建物が持つスケール感というのは、もちろん丸の内ハウスの空間でも意識しました。エレベーターホール前を斜め天井にしたり、既存のテラスを利用したりと。特にテラスでの中と外の繋がりを大事に考え、テラスで東京駅を眺めても、食事をしてもよくしたかったので、お店に併設されている部分と、自由に使える部分を意識的に変えていきました。あとは、レギュレーションがあまりなかったので、オープン型の店舗にして欲しいということ以外は、各店舗のデザイナーさんに任せましたね。みなさん上手く解釈されて、楽しんでくれたと思います。」
最後に、今後の丸の内ハウスに期待することも伺った。
「街のゲストハウスとしての丸の内ハウスのスタイルが支持されていると実感していますので、今後はより発展して、もっと面白い場所になっていったら嬉しいですね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
形見 一郎(かたみ いちろう)
1966年、和歌山県生まれ大阪育ちのインテリアデザイナー。現在、カタ代表としてプロダクトをはじめ、店舗や住宅、建築までのトータルなデザイン活動を展開。駒沢の「BOWERY KITCHEN」、や原宿の「montoak」、青山の「LOTUS」といった人気カフェ、代官山の「ROZALIE」など、話題の飲食店の内装などを数多く手がけている。
HP:http://www.kata2001.com
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・