(marunouchi) HOUSE

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VOICE 01. | 2013.October | Uichi Yamamoto

VOICE 01.  |  2013.October  |  Uichi Yamamoto

 

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さらに丸の内ハウスの空間づくりは、オシャレやファッションにまで影響を与えているから面白い。

 

「元々、丸の内にはハイファッションの店舗はありましたけど、オシャレをする街とか、オシャレをして出掛ける街ではなかった。でもそれって見る人や見られる人が、街に居るか居ないかなんです。 だからこそ、丸の内ハウスでは見たり見られたりすることも意識しましたね。 壁がなかったり、どの店舗も3分の2は解放するというルールも設けて、見る見られる状態をつくりました。それによってオシャレをしている人が映えるようにと」

 

 

そんな山本宇一さんの想いは、6年という月日で丸の内ハウスに訪れる人、
丸の内の街を闊歩する人たちからも、明らかに実を結んでいる。

 

「どうしてもこれまではスーツを着た人ばかりが目立っていたんですが、今は様々な層の人が来る街になりましたね。例えば渋谷に行く感覚で丸の内に遊びに来たりと、若い人も増えました。 また東京駅の前なので、地方から東京に来て最初に訪れる街や最後に訪れる街が丸の内という人もいます。やっぱり東京だなって刺激を受けてくれる人も。 これこそが、表参道や銀座とは違った、新しいカルチャーの発信地になってきている証拠だと思うんです」

 

 

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最後に、丸の内ハウスの今後の展望についても伺った。

 

「丸の内ハウスはひとつの箱であり環境なので、いろいろな人に入ってきてもらい、活用してもらって、新しい何かが生まれたらいいですよね。 仕掛ける人やクリエイトする人にも丸の内ハウスに集まって、 ここならではのことを生み出して欲しいです。 ただ、予定調和ではないことがたくさん起きた方が面白いですよね(笑)」

 

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山本 宇一(やまもと ういち)
1963年東京生まれ。都市計画・地域開発などのプランニングに携わった後、飲食業に転身。 1997年6月にオーナー兼プロデューサーとして駒沢に『BOWERY KITCHEN』をオープンし、表参道のLOTUS・MONTOAKの店舗に加えDEAN&DELUCA日本の総合プロデュースやmarunouchi HOUSEなどを手がけるなど活躍は多岐に渡り、現代の東京のカルチャーを牽引する。
www.heads-west.com

 

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新田 桂一(にった けいいち)
1975 年東京生まれ。文化服装学院アパレルデザイン科卒業後1997 年に渡米Terry Richardson 氏に6 年間師事。 パッショナブルな作風で広告やファッション雑誌など多方面で活躍するPhotographer。
http://www.keiichi-nitta.com
http://blog.honeyee.com/knitta/

 

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