アートを持って帰れるということ
山本:あのー、作品てやっぱり売ってるわけですよね。でもどんどん値段が高くなっている。今、五木田さんの作品はすごく人気があるけど、まだ一生懸命働くと、なんとか手が届くかなという。いずれ手の届かないとこに行くと思いますけど、テイくんなんかと常に言っているのは、持って帰れるアートをつくりたいねと。この持って帰れるというのはいいなと思います。今これどのくらい売れてるんですかね。半分くらい?
菊竹:相当売れてますね。この作品はレコードも中に入ってるんですよね。
山本:買って帰るとレコードも聞けます!おそらく五木田さんの作品で買って帰れる最後のものかなと僕は思います。
山本:今、アーティストはアメリカで認められてから日本で認められることが結構多いと思いますが…
五木田:僕も最初ニューヨークに呼ばれたから、今、流れに乗ったとしか思えないんです。
菊竹:今はアメリカもしくは日本での発表の機会が多いと思いますけど、それ以外では、例えばこの国に行きたい!とか。
五木田:あーそれはもう色んなとこ行きたいですけどね。
菊池:海外で制作をするつもりはない?
五木田:ないですね。
山本:僕ニューヨークにお店作るんで、アトリエ持ちませんか?
五木田:いいですね。最高ですね、そしたら。
山本:なんかね、今の作品から多摩川を全然感じないから、土地が関係ないならニューヨークでもいいかなって。
五木田:かなり前ですけど、一度ニューヨークに移住しようかと考えたんですけどね。でも東京以外に住んだことないんです。
菊竹:五木田さん今後の活動については…。次がマイアミで…。
五木田:2015年11月30日からマイアミで作品展、2016年秋にニューヨークで、2017年は日本で久しぶりに。
菊竹:それに向かって目標などは。
五木田:ないです。目標とかいやなんです。なるべく無計画にいたいから。作品はかなり即興なんで、なにもないです。
菊竹:山本さんはこれから?
山本:駒沢でコーヒーとか淹れてるかなって。ニューヨークでずっと物件を探しているから、いい場所があればお店を。五
木田さん、ニューヨークで会いましょう。
五木田:ぜひとも。