オープン時から丸の内ハウスのマネージャーの玉田泉さんはハウスの隅の隅まで知り尽くす、丸の内ハウスの顔。
今日も私サカキが玉田さんと一緒に飲み歩きます。
玉 田:今日は三菱地所の荒木さんに先日オープンしたグランキューブ(大手町フィナンシャルシティ グランキューブ)をご案内していただきました。
荒 木:玉田さん、いかがでした?
玉 田:久しぶりに大手町をじっくりと見て、びっくり。新しいビルがどんどんできて、すっかり変わって。ビルの中にいろいろな施設があって、楽しかった。
荒 木:グランキューブはオフィス、飲食店舗、フィットネスなどで構成されています。敷地内の別棟には丸の内エリア初の日本旅館となる星のや東京がこの夏開業予定です。
サカキ:玉田さん、フィットネスで興奮してましたね。
玉 田:あのフィットネスとてもいいから。20mプールに、岩盤浴、ジムに、温泉まであるし。それでいて月会費もリーズナブルだし。入会しちゃおうかなぁ。
荒 木:早いほうがいいですよ。このフィットネスの評判がとてもよくて、すでに多くの方が申込されたそうです。
玉 田:大手町ってオフィス街、金融街っていうイメージがあるけど、どうして温泉だったり、旅館(星のや東京)があるの?
荒 木:実はこの開発には、災害に強いまちづくり、国際競争力の強化、魅力ある都市環境の整備、という3つのテーマがありまして、この具現化のために何を導入すべきか、いろいろと考えた結果、こんな施設構成になりました。
サカキ:単に面白そうだからじゃなくて、しっかりとコンセプトがあるんですね。
荒 木:そうなんです。1つ目の災害に強いまちの例をあげると、このビルには電気だけでなく、ガスと重油を燃料とする自家発電設備があって、電力会社からの送電が途絶えても通常通り業務を継続することができます。また、井戸水を飲用可能なレベルまでろ過する装置や汚水の処理施設を導入しましたので、公共の上下水道が機能しなくても飲み水もトイレも使えます。更に、災害時には多くの帰宅困難者を収容するだけでなく、隣接するビルにご入居されている医療サービス施設などとの連携によって要救護者の救護活動にあたるほか、救護活動をされている方々に宿泊施設や温浴施設を開放する予定なんです。
玉 田:すごいビルなのですね!東日本大震災のときには、丸の内ハウスでは炊き出しをして、帰れなかった方に配って頂きました。そういう災害時を予め想定してビルの設計をしているのですね。
荒 木:2つ目の国際競争力の強化ということでは、3階には海外企業の日本進出とビジネス展開をサポートする施設、グローバルビジネスハブ東京をオープンしました。入居企業に単にスペースを提供するだけでなく、税務・会計・法務などの各種専門家の紹介や、ビジネスマッチングイベントなども開催します。また、国際水準の宿泊サービスを提供する星のや東京を併設することで、ビジネス来訪者の受入れを促進します。
玉 田:星のやに泊まってみたいなぁ。この間星のや富士に行ってきたけど、すごくよかったです。
サカキ:東京の星のやというのは楽しみですね。
荒 木:そして3つ目の魅力ある都市環境については、大手町仲通りや歩行者専用道路である大手町川端緑道の整備、地下鉄との地下接続などによって、地上・地下歩行者ネットワークを強化したほか、最近増加傾向にある自転車通勤ニーズにも応えるため、758台収容の大駐輪場も整備しています。
サカキ:自転車でオフィスに通って、休み時間にはジムで体を鍛え、温泉でさっぱりできる憧れなライフスタイルだなぁ。
玉 田:それで夜は丸の内ハウスで。
サカキ:魅力的ですねー。でも丸の内ハウスで飲みすぎて岩盤浴で寝てる方が多くなりそうですね。
大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
住所:東京都千代田区大手町1−9−1他
用途:事務所・宿泊施設・店舗・駐車場・地域冷暖房施設等
(メニュー内容が変わる場合があります)