オープン時から丸の内ハウスのマネージャーの玉田泉さんはハウスの隅の隅まで知り尽くす、丸の内ハウスの顔。
今日も私サカキが玉田さんと一緒に飲み歩きます。
サカキ:玉田さん、今日は一段と暑いですね。
玉 田:もう夏だね。こういう日はテラスで夜風にあたりながら飲むのもいいけど、音楽ききたくない?
サカキ:いいですねぇ。そして冷たい飲み物が欲しいですね。
玉 田:そんな気分の時はTIKI BARがオススメ。音楽が聞けて、ゆっくりとリゾート気分に浸れる丸の内唯一の場所。ボサノバなどの大人の曲がかかってるのよ。金曜日には女性DJが70年代や80年代の曲をかけてくれる。
サカキ:これはいいなぁ、金曜日にはぜひ来たいですね。それにしてもこのジュークボックス、最近見ないですね。懐かしい…。
玉 田:これはもともと芝浦GOLD*にあったもので、TIKI BARのオーナーの佐藤さんが当時このジュークボックスが欲しくていろいろなところを探してようやく手に入れたのだって。中に入っているレコードも当時のまま。その後しばらく恵比寿のCASBAに置かれて、ここにやってきたんだって。でも残念ながら今はちょっと壊れているけど、近々修理するらしいわよ。
*芝浦GOLD:バブル期に港区芝浦の港湾設備や倉庫をリノベーションして造られた伝説的ディスコ「芝浦ゴールド」。1980年代後半の最先端ディスコ・ムーブメントの発信地として脚光を浴びた。
サカキ:「五番街のマリーへ」とか「夢は夜ひらく」とか相当懐かしい曲が入ってる。直ったらぜひ聞いてみたいなぁ。音楽が聞けるバーっていいですね。
玉 田:もともとTIKI BARの場所は8年前に丸の内ハウスができた時は、お店ではなくてアトリエルームという展示などを行う部屋だったけど、丸の内ハウスのオーナーさんたちが毎月集まって話をするうちに、気軽にコミュニケーションがとれるバーが必要だという議論になって、この場所ができたの。
サカキ:オープン後にできたのですね。
玉 田:ただバーではなく、世代を超えて楽しめるように、「音楽」を切り口にしたバーにしたの。最初はロックをテーマにした Rock around the clock(2009年〜2011年)、その後、震災後の絆を深めるという意味でTokyo Soul Station(2011年〜2013年)を、そしてTIKI BAR TOKYO(2013年〜)と続いているのよ。
サカキ:クリムゾン・キングの宮殿のジャケットのイラストが貼られてたりするのですね。丸の内ハウスは常に進化しているなぁ。
玉 田:そろそろ飲物はどう?生樽のシードルは最近人気があるみたい。
サカキ:意外とドライなのですね。生ビールみたいで飲みやすい。
玉 田:モヒートもベーシックなものから、パインモヒートや、マンゴーモヒートも。さすがTIKI BARね。
サカキ:こうやってカクテルを飲みながら話をしていると、本当にリゾート気分になってきますね。
玉 田:おつまみもいいよ。定番のタコスは欠かせないね。砂肝のブラックペッパーやタコのジェノバ風とかちょっとしたものも気が利いていて。
サカキ:お店の広さもなんだか心地いいですね。現実に戻りたくなくなってしまう。
玉 田:女性の一人のお客さんなども来るらしいわよ。
サカキ:まさにリゾートでの出会いかぁ。なんだかロマンチック。玉田さん、僕もう少し一人で飲んでいきますね。
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