Text_Yasuyuki Ouchi
今回のゲストは、『VOICE』をフォトグラファーとしてサポートする新田桂一さんと日本のヘアメイクアップアーティストを代表する冨沢ノボルさん。お二人は来る4月21日(月)~5月11日(日)までの21日間に渡って開催される丸の内ハウス7周年記念イベントで、「DOUBLE EXPOSURE」と題した二人展をハウス内のライブラリーにて披露する。
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本展では新田桂一さんが撮り下ろした写真に、冨沢ノボルさんがメイクアップを施すという、これまでにない斬新な作品が展示される。
新田「これまではニョーヨークで撮り下ろした写真などを中心に個展を開いていたのですが、普段とはまったく違う雰囲気の新丸ビルで開催するということ決まり、どうしようかなって悩んでいたんです。で、アートディレクターの安倍さんにご相談したのが始まりですね」
安倍「実は他の企画の撮影中に相談されて、ちょうどそれが、僕がAD、桂一くんがフォトグラファー、ノボルさんがヘアメイクという現場でした。元々、このチームで撮影することも多く、二人の息の合い方も知っていたので、だったら、二人でひとつの作品を創ってみませんか、と提案したんです。一般的なファッション撮影は、モデルにヘアメイクを施してから、写真に収めて、ひとつのビジュアルが完成しますが、今回は作業工程をまったく逆にしました。ノーメイク状態のモデルを桂一くんが撮影して一度プリントの状態にしたものを、ノボルさんがヘアメイクで仕上げています」